ATOK for iOSを使ってMemoflowyでのペースト作業を楽にしよう!
この記事を読むのに必要な時間は約 10 分 17 秒です。
どうも、またしても大変ご無沙汰しております怜香@Ray_mnzkです。
なんだかまたスランプに入ってしまっていて、何も書く気が起きないという状況に陥っていました。というか、何を書いたらいいのか分からないという状態で……orz
それがようやく「書きたい」と思えるネタに出会えまして。そこからは結構早かったんですけどね。そこまで行くまでが長すぎた。
たぶん今まで「自分はこういうものを書くべき」っていう勝手な認識に囚われすぎてた気がするんですよね。もっと「これ書きたい」って感覚を大事にして、内容は気にせず書くべきなのかもしれない。とりあえずその辺は追々検討するとして……
久々の記事は、またしてもMemoflowy絡みのお話です!(笑)
MemoFlowy
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
目次
MemoflowyでメモをWorkflowyにペーストするのが何気に面倒
Workflowyへのメモ入力をやりやすくしてくれるアプリ、Memoflowy。
Memoflowyでは様々な便利機能によってメモを取りやすくなっていますが、最終的にWorkflowyにそのメモを入力する手段はただひとつ。ペーストです。
しかし、iPhoneでペーストを行うには、ペーストしたい場所を長押ししてメニューを出し、その中の「ペースト」ボタンをタップしなければなりません。
これが意外と面倒なんですよね。まず長押し自体が結構面倒くさい。1タップでペーストできたらどんなに楽だろう、と思います。それに、iOS標準キーボードだとカーソル移動機能がないため、狙った位置にカーソルを移動させて長押しメニュー開くのも一苦労(Memoflowyにはフリックによるカーソル移動機能が実装されていますが、これは実はメモ入力画面でしか使えません)。カーソルを合わせたと思っても、長押ししたら位置がずれてしまった……ということもしばしばです。
iPadなら標準キーボードにペーストボタンが備わっているので、カーソルさえ合わせてしまえば簡単にペーストできます。また、iPhone6/6S Plusでも画面を横向きにすることでペーストボタンが現れるので、1タップでペースト作業ができます。
しかし、PlusではないiPhoneでは、標準キーボードを使っている場合1タップでペーストする方法はどこにもありません(あったら是非教えてください!)。長押しメニューから行うしかないのです。
でも、やっぱり長押しって面倒ですよね……。なんとか楽にペーストする方法はないものかと、ずっと考えておりました。
文字入力が楽になるキーボードアプリ「ATOK for iOS」
そんな中、いろいろ調べているうちに行き着いたのが以下の記事です。
「ATOK for iOS」で利用できる便利なショートカットまとめ!|携帯総合研究所 |
ちょうど自分がキーボードアプリ「ATOK for iOS」を使っていたために読んだ記事だったのですが、この中にヒントが隠されていました。「これか!」と驚きましたね。
それについては後ほどじっくりお話しするとして、まずは「ATOK for iOS」についてご紹介しましょう。
様々なショートカットが便利な「ATOK for iOS」
こちらが「ATOK for iOS」。1600円とお高いアプリです。
ATOK -日本語入力キーボード
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
ATOKといえば変換の精度が良いことで評判ですが、そのiOS用キーボードアプリである「ATOK for iOS」には、iPhoneで文字入力をやりやすくするための、かゆいところに手が届くショートカットが多数実装されています。ただ高価なだけじゃないんですよね。
たとえば、カーソル移動機能。Memoflowyをはじめとするメモアプリにはフリックによるカーソル移動機能が実装されていることが多くなりましたが、それ以外の多くのアプリでは基本的に「移動させたい位置を直接タップする」以外にカーソルを移動させる手段がありません。
しかしATOK for iOSには、キーボード上にカーソルを移動させるためのボタンがあります。キーボード右側にある「→」ボタンをタップするとカーソルが右に、このボタンを左にフリックすると左に動きます。移動は一文字ずつにはなりますが、これはどんなアプリを使っている時でも有効なので、かなり便利です。
また、あらかじめ登録しておいた定型文を入力するためのショートカットボタンがあったり、片手操作しやすいようにキーボードの幅寄せ機能があったりと、文字入力が便利になる機能が揃っているのもポイントです。
ATOK for iOSでWorkflowyに簡単にペーストする!
さて、そんなATOK for iOSの数ある便利機能の中でも、Memoflowyを活用する上で特に便利な機能があります。
それが、「ペーストのショートカット」です!
ペーストのショートカットを活用する!
前述した通り、ATOK for iOSのキーボードには定型文を入力するためのショートカットボタン(以下「定型文ボタン」)があります。キーボード左側にある、長方形から矢印が出ているようなアイコンのボタンですね。
これを普通にタップすると定型文が入力できるのですが、このボタンを上にフリックすると……「ペースト」という文字が現れます!
これこそが、長押しメニュー内のペーストボタンに代わるショートカット。上にフリックした状態からそのまま指を離すと、カーソルの位置にクリップボード内の文字列がペーストされます!
このショートカットを使うと、MemoflowyにおけるWorkflowyへのメモ入力が格段に楽になります。なにせ、メモ入力画面で入力したメモをWorkflowyに貼り付ける際に、わざわざ長押ししなくてもよくなるのですから!
メモ画面でメモを入力し、Workflowy画面に切り替えたら、メモを挿入したい位置をタップして改行します(新規トピックを立てる)。あとはその状態から、定型文ボタンを上にフリックするだけ。長押し操作をすることなくメモをWorkflowyに貼り付けられます!
実際にやってみましたが、まるでTwitterで送信ボタンを押してツイートするのと同じような感覚で「上フリックしてWorkflowyに貼り付け」が出来るので、長押しでペーストするよりもさくさく気軽にメモできるように感じました。というか、さっと貼り付けられるので気持ちがいいんですよね。今までにない快適な使用感です。
ペーストのショートカットを使う上での注意点
ただし、このペーストのショートカットを使うには、ATOKアプリの「設定」→「キーボードのスタイルとデザイン」→「スタイル選択」で「Style – ATOK」を指定しておく必要があります。
ATOK for iOSでは、キーボードのスタイル(キーボードにどのような機能のボタンを表示させるか)を3種類から選べるようになっています。
- 標準スタイルである「Style – ATOK」
- フリック入力に特化した「Style – フリック」
- カーソル移動に特化した「Style – カーソル」
以上の3種類があるのですが、このうちペーストのショートカットが備わっている定型文ボタンが表示されるのは「Style – ATOK」だけなのです。
他のスタイルを選んでいると、ペーストのショートカットは使えなくなるのでご注意ください。
片手持ちでもMemoflowyが使いやすくなる!
また、Memoflowyでは、画面下のメニューが並んでいるバーを左右にフリックすることでもメモ入力画面とWorkflowy画面を行き来できます。片手持ちでも簡単に両画面の切り替えができるんですよね。
これらとATOK for iOSキーボードの幅寄せ機能(キーボードを右ないし左に寄せられる)を活用すれば、片手持ちでもMemoflowyを使いこなせるようになりますよ!画面上部まで指を伸ばすのは、新規トピックを立てるためのタップ時のみ。それ以外はキーボード部分だけで完結するので、かなり楽に入力できるはずですよ。
ATOK for iOSは1600円とかなり高価なアプリではあります。ですが、これひとつでMemoflowyに限らず、あらゆるアプリで文字入力がやりやすくなります。よくiPhoneで文字入力を行うという人は、購入しておいて損はないですよ!
2016/02/02追記:ATOK for iOSでのペーストだと改行が反映されない!
公開後、ご指摘を頂いたので追記します。
今回ご紹介したATOK for iOSのショートカットでペーストすると、メモ入力画面で改行していた場合、改行が反映されずにペーストされてしまいます。
どうやらこれはキーボード側ではなく、Workflowy側の問題のようです。今のところどうしようもないようなので、複数行まとめてペーストする場合は長押しメニューから行うようにしてくださいね。
今日のあとがき
というわけで、久々の記事、如何でしたでしょうか。
今回は私比で結構短め……だと思います。たぶん。3000字ちょいぐらいだと思いますこれ。
ついつい今までの癖で「長くしなきゃ!」って思ってしまうんだけど本来その必要はないんですよね。記事内容にしても、もっと肩の力を抜くべきなのかも。
それにしても、ペーストのショートカットが神すぎます。私は長らくATOK for iOSを「Style – フリック」で使い続けてきたので、このショートカットには気づかなかったんですよね。目から鱗でした。
これでMemoflowyでのメモもさらに捗ります!どんどん活用していきたいと思います。
それでは、今回はこの辺りで。
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