Luminous Tale.

過去よりも未来よりも「現在」を幸せに生きるために。今ここにある日常を輝かせるための“魔法”をお届け。旧「月光の狭間」。

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タスク登録時にメモを残して、やる気の起きないタスクがタスクリストに残りっぱなしにならないようにしよう!

   

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分 12 秒です。

どうも、最近遅筆に拍車がかかってるけどあんまり気にしないことにした 怜香@Ray_mnzk です。

私の場合書けない日が続くとかなりストレスを感じてしまうんですけど、だからってそれを気にしすぎると心身ともにしんどくなってしまうので、あまり気にしないように心がけている今日この頃です。

さて、今回はタスク管理のお話。タスクが残りっぱなしになることを防ぐためにメモを添えてみようって話です。

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実行されないままのタスクがずっと残り続けてしまう

タスクを作ってからしばらく経つと、そのタスクを実行しようという気が薄れてしまい、結局実行せずに削除してしまった……そんな経験はありませんか?

タスクリストを眺めていると、もう随分前に書き込んだと思しきタスクがある。自分でもいつ何を思って書き込んだのか分からない。「なんでこのタスクがあるんだろう?」と疑問に思ってしまう。

そんなタスクをなんとなく実行しようと「今日のタスク」リストに入れても、結局着手する気になれず先送りし続け、いつまでもタスクリストに残ったままということになってしまいがちです。

「何故、このタスクがあるのか?」という疑問

このような事態が起こる原因のひとつは、先ほどの「なんでこのタスクがあるんだろう?」という疑問です。

タスクを作った時には、何故そのタスクを作ったのか理由があったはずです。しかし、それをあとになってもそのまま覚えているとは限りません。たいていは、既に忘れ去ってしまっています。

作った理由を思い出せず、「なんでこのタスクがあるんだろう?」と思ってしまうと、そのタスクをやろうという気が削がれてしまいます。

結局、「やる気が起きない」「やらなくても大丈夫だろう」と思うようになり、実行することのないまま放置されてしまうタスクが増えていきます。

こうして、実行する気の起きないタスクばかりがリストに残って、タスクリストを使う気が失せていってしまいます。いわゆる「タスクリストの機能不全」ですね。

タスクリストの機能不全を防ぐ方法を考える

タスクリストの機能不全を防ぐためには、やらないタスク・やりたくないタスクをリストに残したままにしてしまわないことが重要です。

特に後者は出来る限り残したくないものです。タスクリストを使いたくなくなる一番の原因なので。

「やらないタスク」は、やらないということをはっきりと決めることさえできれば、リストから消してしまえます。そのため、定期的にリストを見直していれば溜まってしまうことは少ないでしょう。

問題は、「やりたくないタスク」です。

「やりたくないタスク」は、以下の3パターンに分類されます。

  • やりたくないけど、やらなきゃいけないタスク
  • やった方がいいけど(やらなくても特に困らない)、やりたくないタスク
  • やりたいと思っていたけれど、やる気がなくなったタスク

これら三種類のタスクを、実行するのか、実行しないのか。それを判断する方法を考えてみようと思います。

やりたくないけど、やらなきゃいけないタスク

「やりたくないけど、やらなきゃいけないタスク」は、やりたくなさでは断トツであることが多いですが、残念ながらそう簡単に削除するわけにはいきません

一応、削除する手段が全くないわけではありません。もし誰かがそのタスクを代行してくれるなら、自分はそのタスクを実行する必要はなくなります。タスクを削除してもよくなるわけです。

このようにタスクの代行を頼むことは、タスクの溜めこみ防止にかなり有効ではあるのですが……なかなかそう都合よくタスクを代行してもらえることは少ないのが難点です。

そのため、原則、「やりたくないけど、やらなきゃいけないタスク」はタスクリストに残ってしまうことになります。

誰にも代行を頼めない場合は、なんとかして実行する気分になるように(つまり、タスクに取り組むモチベーションを上げるように)仕向けなければなりません

方法としては、「期日を決める」「タスクを細分化して取り組みやすいようにする」などが考えられます。これらは、Todoistなどのタスク管理ツールで設定・管理しておくことが可能です。

また、「そのタスクを完了できたときのご褒美を設定する」といったことも、モチベーションを高める方法として案外有効です。人間、報酬があればやる気が出るというものです。

さらに、タスク実行中もご褒美の存在を意識することができれは、モチベーションの維持に繋がります。

やった方がいいけど(やらなくても特に困らない)、やりたくないタスク

「やった方がいいけど、やりたくないタスク」は、別に消してしまっても構いません。やらなくても不利益が生じないなら、やらなくてもいいはずです。

ただし、やることによって大きなメリットが生じるのであれば話は別になります。是が非でも実行したほうがよいでしょう。

このように、タスクをやることでメリットが得られるかどうかは、そのタスクを実行するか否かの大きな判断材料となりえます。

やりたいと思っていなかったタスクでも、やることでメリットがあるならば一転して取り組む気になる、ということもあるでしょう。それは決して悪いことではありません。

やりたいと思っていたけれど、やる気がなくなったタスク

「やりたいと思っていたけれど、やる気がなくなったタスク」は、いわば「賞味期限が切れたタスク」です。特に気にせず削除してしまってもよいでしょう。

ただ、タスクを作った当時は「やりたい」と思っていたとしても、あとでそのタスクを見ると「何故そのタスクをやりたいと思ったのか」が分からなくなっている場合があります。

この場合、「なんでやりたいと思ったんだろう」という疑問が残ったままタスクを削除してしまうのは、少なからずもやもやとした気持ちを残してしまいかねません。

解決されないままの疑問というのは、得てして心に引っ掛かり続けるものだからです。

それに、この疑問が残ったままだと、「またやりたくなるかもしれないから……」と思ってしまい、タスクが残り続けてしまう可能性もあります。

実行するタスクと実行しないタスクを見極めることと、その難しさ

以上のように、タスクリストに「やらないタスク」が溜まって機能不全に陥るのを防ぐためには、「実行するタスク」と「実行しないタスク」を見極めて、どれを実行してどれを削除するか決めていく必要があります。

前提:タスクリストにある全てのタスクを実行しなければならないわけではない

タスクリストにあるタスクは、書いたからには全部実行するものだと思ってしまいがちです(私だけでしょうか?)。

しかし、書かれたタスクは必ずしもすべて実行しなければならないわけではありません。

極端な話、作ったタスクのうち最低限きちんと実行する必要があるのは「やらなきゃいけないタスク」だけです。

そうではないタスク、たとえば「やらなくても特に困らないけど、やった方がいいタスク」「やりたいと思っていたタスク」は、やる気がない状態なのであれば無理に実行しなくてもいいはずなのです。

だからこそ、やるタスクとやらないタスクの見極めが必要になってきます。

どれが「必ず実行すべきタスク」か?

しかし、タスクリストに様々なタスクが順不同で並んでいると、どれが「必ずやらなきゃいけないタスク」でどれが「やらなくても大丈夫なタスク」なのか、あとから見ると分からなくなってしまいます。

そこで、期日指定をしたり、優先順位をつけたり、実行予定順にタスクを並び替えたりすることで、「実行しなければならないタスク」をタスクリストの中で目立つようにしてやることになります。この作業は、Todoistなどのタスク管理ツールが得意とするところです。

それでも、タスクリストの中には、「このタスクはどうして実行する必要があるのだろう」と思ってしまうようなタスクがあるかもしれません。それは多くの場合、面倒なタスク、気乗りしないタスクです。

ところが、時には「やりたいこと」として登録したタスクであっても、この疑問が生じてしまう場合があります。

やりたいと思っていたはずなのに、何故そのタスクを作ったのか分からなくなってしまう理由

タスクを作った時には、「やりたい」と思うに至った何らかの理由があったはずです。しかし、そういったことは得てしてすぐに忘れ去ってしまうものです。

やりたいと思ったタスクをタスクリストに載せると、その時点で自分の思考からは切り離されます

タスクは書き出した当時の状態のままリストに残りますが、ひとの思考や気分は刻々と変化していきます。今の自分が考えていることは、タスクを作った当時の自分の思考とは異なっています

今の自分が、過去にタスクを作った時の自分の気持ちを推し量ることは難しいことがほとんどです。

タスクを作った時の自分と、あとからそのタスクをやろうとしている自分は別人といってもいいぐらい異なっているからです。

だから、何故そのタスクを作ったのか分からなくなってしまうのです。

メモを残すことで、タスクを作った時の自分と今の自分を繋げる

リストに書かれたタスクを、実行するのか、しないのか。それを判断するための要素は、タスクが作られた当初には確かに存在していたはずです。

しかし、時間が経つとそれを忘れてしまいます。それが、タスクが実行されないままいつまでも残ってしまう原因になっているのです。

忘れてしまわないために、最も有効な方法。それは、メモを取ることです。

タスクを作った時に考えていたことをメモに残して、実行するべきタスクか否かの判断に役立てる

タスクを作る時に、「そのタスクを作る理由」「そのタスクを実行することによるメリット」「そのタスクを作った時に思ったこと」などをタスクに付随させる形でメモしておきます。

タスクを作る今の自分が考えていることを、タスク本体と共に、あとでタスクを実行するときの「未来の自分」に受け渡すのです。託すともいえるかもしれません。

「なぜそのタスクを作ったのか」がはっきりしていれば、実行しようかと考えた時に、「実行する必要があるのか否か」の判断がしやすくなります

不要だと判断できれば、自分で納得した上でさくっとタスクを削除してしまうことができます。いつまでも先送りしてタスクリストに残り続けてしまうようなことはありません。

また、タスクを実行するモチベーションが上がるようなこと(完了できた場合の自分へのご褒美など)を記載しておくのも、タスク実行が捗ることになるのでオススメです。

タスクを作る時に考えていたことを書き残しておくことは、未来の自分のタスク実行判断に、そしてストレスフリーなタスク管理に繋がっていくのです。

タスク管理ツールでタスクにメモをつける方法

Workflowyでタスク管理している場合は、そのタスクのnoteにメモを書き込んでおくとよいでしょう。

Workflowyのnoteは、最初の一行が常に表示されるようになっています。タスクを見れば必ず目に入るので、メモを残しておくにはうってつけです。

デフォルトでは一行分しか表示されず、あとの行は隠れてしまいます。しかし、PC版ではアドオン「Stylish」を使えば全文を常に表示させることもできます。

Workflowyでnoteを全文表示にしてみた | R-style

Todoistでもタスクにメモをつけることはできますが、常時表示は不可能です。

ただ、メモの個数は表示されるので、メモがあることは把握できます。タスク確認のついでにメモを見るように心がけてみましょう。

今日のあとがき

というわけで、タスクが残りっぱなしにならないためのお話をお送りしました。

これを思いついたのにもやはりきっかけがありまして。

随分前に「時間あるときにやりたいな」と思って作ったタスクのことをすっかり忘れていて、先日たまたま目に留まった時に「これ、なんで作ったんだっけ?」と思ってしまったからなんですよね。見つけたときにはもう、それをやる気はなかったというわけです。

それでも、「またやりたくなるかもしれないし……」と思って残しておいたのです。まあ実際は全く手をつけていないので、消してよかったのですがね。

その辺の判断をスムーズにするために、タスク登録時にメモ残しておいた方が良いかな、と思った次第です。

さて、次の記事は月組バウホール公演の感想記事の予定です。千秋楽前日が初観劇のため、記事が仕上がるのは千秋楽明けになりそうなのが心苦しいですが……そのあたりご了承いただければ幸いです。

それでは、今回はこのあたりで。

 - タスク管理 ,

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