Luminous Tale.

過去よりも未来よりも「現在」を幸せに生きるために。今ここにある日常を輝かせるための“魔法”をお届け。旧「月光の狭間」。

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【連載】早起きがしたい!(3) ~夜更かしの誘惑に負けずに就寝時間を守ろう!~

      2015/02/22

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分 30 秒です。


photo credit: timaoutloud via photopin cc

今日は花組宝塚大劇場公演「カリスタの海に抱かれて」「宝塚幻想曲」の集合日ということで朝から落ち着かない一日を過ごしておりました怜香@Ray_mnzkです。
集合日というのは公演のお稽古開始日を指すのですが、この日は必ずと言っていいほど「退団発表」と「配役発表」が行われるのです。特に前者が怖い。その公演を最後にタカラヅカを去ることが確定する人が判明するわけですから……。
そんなわけで今日もありましたよ退団発表……きらり様(華耀きらりさん)、もっちゃん(神房佳希さん)、ちゃほ姉(桜帆ゆかりさん)、そして夢花らんちゃん……ずっと花組にいてほしかった人ばかりです。かなしい。
と思ったら配役発表があって、れいちゃん(柚香光さん)がナポレオン・ボナパルトということでテンションだだ上がりしたのでした。その理由とかは話してたら記事一本書けちゃうので割愛しますが!(笑)
集合日は大変です。テンションの浮き沈みが激しすぎますわ……ww

っと、宝塚の話はこの辺りにしておきましょう。
気を取り直して、一昨日からやっている早起き連載の続きです!
今日は、夜更かしのお話をば……。

 

目次

 ・「夜更かししても大丈夫」という思い込み
 ・夜更かしがやめられない理由
 ・対策その1:「しつこいアラーム」で寝る準備に入る時刻を厳守する
 ・対策その2:その日に絶対終えたい「時間のかかるタスク」は、早めの時間帯から取り掛かっておく
 ・「寝なさい」と言われたら、素直に寝ることが出来る環境へ
 ・今日のあとがき
 

「夜更かししても大丈夫」という思い込み

連載1回目にて、「就寝時刻目標さえちっとも守られていない」というお話をしました。
その原因として挙げたのが、「2時半過ぎに寝ても7時過ぎには起きられるから、まだ時間がある」という思い込みです。

私の場合、実際に寝てから目覚めるまで概ね5時間かかります。そして私は普段遅くとも7時には起きる必要があります。したがって、本来就寝すべき時刻は深夜2時となります。
しかし、このことが頭では分かっているというのに、2時になっても「もう少し起きていても、明日7時に起きられるさ」と自分に言い訳をして起き続けているのです。
実際はといえば、2時半以降に寝て、7時半ぐらいに起きてしまい、焦ってしまうことになっています。上記の「言い訳」はいわば嘘八百の思い込みなのです。
ですが、当の自分はその思い込みに従って行動してしまうわけです。頭では「そんな都合よく朝起きられるわけない」と分かっているにも関わらず。

どうしてこのような思い込みをしてしまうのでしょう。そして夜更かしも、やめられないのでしょう。

※前回に引き続き、以下では「たすくま」というアプリを活用していきます。
Taskuma — TaskChute for iPhone — 記録からはじめるタスク管理
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

夜更かしがやめられない理由

夜更かし。寝坊にも繋がるし「やっちゃいけない!」と思うけれども、ついついやってしまう悪習慣の代表格ですね。
「早く寝なきゃ」と頭では分かっていても、「もうちょっとだけ……」という気持ちが優ってしまい、布団に入るのがどんどん遅れてしまうのです。

結論から言います。
「寝ようと思っているのに寝ようとしない」のは、意志薄弱だからというわけではないのです。意志の力だけでは制御しきれないことなのです。

人間たるもの、やりたいことが目の前にあれば、そちらを優先してしまうものです。やりたいことを夢中でやっている時に、「時間が来たからすぐ止めるように」と言われても、なかなか止める気にはなれません。
他人からそのように命令されたのなら従うことは出来るでしょうが、それでも渋々止めることになるでしょう。「もっとやりたい」「今区切りが悪いから止めたくない」といった文句が浮かんできます。これは自然なことと言えるでしょう。

同じことが、寝るときにも起こります。
「寝なさい」と他人から言われても、「今やってるこれが終わったら寝る!」などと言い訳してもう少し起きていようと試みたくなることがあるでしょう。
ましてや、自分で自分に「もう寝ないと!」と言い聞かせてみたところで、素直に従うでしょうか?

正直言って、難しいですよね。
「まだやりたいことがあるから起きていたい」という気持ちに流されて、まだ寝たくないと思ってしまう。そして、その気持ちを後押しするかのように、「まだ寝なくても明日朝ちゃんと起きられる。だから起きていても大丈夫」という好都合(なだけの)思いこみも生じてくる。人間とは何でも都合よく解釈しがちなものですから。

というわけで、これらが「夜更かしがやめられない理由」といえるでしょう。

対策その1:「しつこいアラーム」で寝る準備に入る時刻を厳守する

では、どうすれば「まだ寝たくない!」という気持ちに打ち勝てるでしょうか。

前述したとおり、ただ単に自分で自分に言い聞かせるだけでは足りません。
自分以外の誰かにきつく命令されないと、確実に打ち勝つことは難しいでしょう。
とはいえ、他人の協力を仰ぐのも、それはそれで実現が難しい……

そこで、昨日も取り上げたたすくまの「しつこいアラーム」を活用します。
この「しつこいアラーム」は、タスクの開始時刻を設定しておくことで、その時刻になると1分ごとにしつこく通知を飛ばすというものです。
一回アラートされただけなら無視してやり過ごすこともできるでしょうが、1分ごとに何度も何度もアラートされるとなると、無視し続けることもできなくなってきます。煩いなぁと思いつつも、次のタスクのために重い腰を上げるというわけです。「口煩く何度も言われ続けたら、そのうち従わざるを得なくなる」という感じです。
前回の記事ではこれを「出勤時刻の厳守」に用いましたが、今度は「就寝時刻の厳守」に用います

開始時刻を設定するのは「寝る」タスクでもよいですが、私はそのひとつ前のタスクにあたる「寝る支度」タスクに設定しています。「寝る支度」の見積もり時間を15分にしているので、就寝時刻の2時から逆算して、1時45分開始にしています。
というのも、「寝る」タスクからのしつこいアラームが鳴動した時点で「まだ寝る支度が何も整っていない」状態だったら意味がないからです。就寝時刻になってから寝る支度に取り掛かるので、結局寝るのが就寝時刻よりも遅くなってしまいます。
寝るひとつ前のタスクに設定しておけば、寝る支度に充てる時間もきちんと確保しやすくなるため、むやみに就寝が遅くなってしまう事態を防げます。

対策その2:その日に絶対終えたい「時間のかかるタスク」は、早めの時間帯から取り掛かっておく

先ほどご紹介した「しつこいアラームを活用する」方法は、いわば「強制的に時間を厳守させる」形のものでした。
しかしこれに単純に従っているだけだと、「今日やってしまいたかったのに、中途半端なところで中断して明日に持ち越さなければならなくなった」といった不都合が生じることがあるかもしれません。このことは、しつこいアラームに従う上でストレスになりかねません。

そこで、一工夫を施します。
今日中にやりたい「時間のかかるタスク」には、早めの時間帯から取り掛かっておくのです。
寝る支度をすべき時間帯には確実にそのタスクを終わらせられるような時刻から、タスクに取り掛かるのです。たとえば2時就寝目標で、1時間はかかるタスクをやる必要があるのなら、0時頃からタスクを始めておく、といった具合です。
そして、寝る支度をする時刻の直前には、「いつ終了しても構わないようなタスク」をやるようにします。

こうすることで、「寝る時間になったけど、今日終わらせるべきタスクが終わってないから寝るわけにはいかない!」とならずに済みます。また、寝る直前の時間帯にはいつでも止められるタスクを行っているので、しつこいアラームが鳴ったら未練なくタスク終了して就寝準備に取り掛かることが出来るのです。

ちなみにこのようなタスクの調整は、「たすくま」を使えば簡単に行えます。見積もり時間から「早めに取り掛かるべきタスク」を割り出せますし、「いつ終了しても構わないタスク」を寝る直前に配置するのも簡単です。

「寝なさい」と言われたら、素直に寝ることが出来る環境へ

今回、夜更かしをしないようにするために挙げた対策は以下の通りです。

  • 厳守すべき就寝時刻のひとつ前のタスクに開始予定時刻を設定し、「しつこいアラーム」を鳴動させる
  • アラームが鳴ったらすぐ就寝準備に入れるように、長めのタスクは早めに始め、いつでも終了できるタスクを寝る直前に配置する

一つ目の対策で強制的に就寝時刻を厳守させつつ、二つ目の対策で出来る限り就寝時刻を守りやすくする、という感じです。
ただ単に時間厳守を強制するだけよりも、時間を守りやすい環境を整えることで、自然な形で時間厳守を図ろうというわけです。その方がきっと無理なく馴染みやすいはずです。

自然と就寝時刻を守れるようになったら、今度は10分ずつぐらいのペースで、少しずつ寝る時刻を早めていくのもよいでしょう。そのまま早起きにもつながりますしね。

今日のあとがき

いかがでしたでしょうか。昨日は朝の時間帯にまつわる寝坊対策、今日は夜の時間帯にまつわる夜更かし対策をお送りしました。少しでも参考になりましたら幸いです。
早起きにしても早寝にしても、いきなり一気に数時間早めるなんてことはほぼ不可能です。少しずつ、じっくり時間をかけて早めていく必要があるかと思います。

そういえば、明日あたり以前取り上げたアークスフィア」が配信開始するようです。これにも時間を割くことになるだろうし、どうタスク設定するか考えておかなくてはww(ゲームも時間管理する気満々です)

 - ライフハック

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