私にとっての「資産」とその在処とは【寄せ書きブログ】
この記事を読むのに必要な時間は約 12 分 50 秒です。
どうも、ここ最近急に仕事が忙しくなっててんやわんやな怜香@Ray_mnzkです。
いろいろあって毎日の作業量が今までの3倍ぐらいになってしまっているのですが(もちろん私だけではなく部署内全員)、今のところなんとか自分のペースを崩壊はさせずにやっていけています。これもタスクシュートのおかげ……と言いたいところなのですが、初めて取り組む作業も多いので実質ただのタスク実行予定リストになってしまっていますw
さて、今回はいつもとはちょっと違い、いわゆる「企画モノ」の記事となります。「寄せ書きブログ」という、ひとつのテーマに沿っていろんな人が自由に記事を書く、という企画。Twitterで見かけて興味を惹かれたので、参加してみることにしました。
テーマは「あなたの大切な資産は?」とのこと。いくらか思い当たる節はありましたので、つらつらと書いてみました。さて、どこに着地するやら……(いつものこと!w)
目次
(前書き)企画への参加を決意させた「ある思い」
Twitterのタイムラインをなんとなく眺めてきたら、興味深そうな企画が流れてきました。
ぞのさんが主催する、「寄せ書きブログ」という企画です。今回が初回なのだそうで。
第1回「あなたの大切な資産は?」(2017年10月1日に、みんなで投稿しよう!) #寄せ書きブログ | ぞのドットコム – 好奇心をくすぐるブログ
「#寄せ書きブログ 」とは、みんなで同じテーマのブログ記事を書く実験です。 同じテーマで書いているはずなのに、違った切り口の記事が集まったら、面白いと思いませんか? ピーンと来たブロガーさんは、「あなたの大切な資産は?」というテーマで記事を書いてみてください。 「#寄せ書きブログ 」というハッシュタグをつけて、ツイートしていただけたら、見つけてブログに掲載させていただきます。 …
あるひとつのテーマについて、各人が自由にブログ記事を書き、期日になったら自身のブログに投稿するという趣旨とのことで。興味を引かれたのですが、私はとびきりの遅筆なので、きっと決められた期日までに書けないんだろうな……と引き気味でおりました。
ところが、「あなたの大切な資産は?」という今回のテーマを見たとき、ふとある言葉が脳裏をよぎりました。
それは、私がいつからか考えるようになっていて、今の自分の行動原理というか、「何を為して生きていくか」に繋がるものでした。時々不意に思い出しては、また記憶の彼方に忘れ去る。そんな言葉というか「願い」です(自分にとって重要な願いのくせによく忘れるんですよね)。
せっかく思い出したので、今回はここから話を広げていきたいと思います。
「資産」というテーマから大きく外れてしまわないように展開していくつもりですが、少々風変わりな内容になっているかと思います。その点はどうかご容赦くださいませ。
文字通りの意味ではない、私にとっての本当の「資産」はどこにあるのか
そもそも何が「資産」に相当するか?
私にとっての「資産」とは何か。
文字通り、それこそ会計用語としての厳密な意味でいうなら、今の私にそれに該当するものは無いと感じます。
また広く一般的な意味、たとえば「財産」に類する意味で捉えるにしても、やはりぴんとくるものは特にありません。なにせ私、貯金や貯蓄というものをまるでしておりませんので(その是非はさておき)。
「資産」を「金銭を生み出すもの」、さらには「何らかの価値を生み出すもの」という意味まで広げて初めて、ようやくそれに該当するであろうものが思い浮かびました。
「資産」=ブログ記事?
それは「ブログ記事」です。
私はブログにGoogleアドセンスをつけていますから、ブログ記事を書くことにより、広告収入という形で金銭を生み出すことができます。
また、執筆して世に出しているブログ記事そのものにも、あくまで「自分が書きたいから」というスタンスは崩さないながらも、誰かにとって何らかの価値あるものであればよいなという思いを込めています(実際そうなっていたらとても嬉しい)。
だから、ブログ記事は「資産」と呼べそうです。広義の意味ではありますが。
……しかし。
どうにも、違和感があったのです。私にとっては。
それだけじゃないだろう。むしろ、本当の「資産」はそれではないだろう、と。
「ある願い」が教えてくれた、私にとって本当に大切な、遺したいモノ
思い出した「ある願い」
「資産とは、目に見えるものだけなのか?」
それが、違和感から生まれた疑問でした。
資産とは、物質的なもの、現実世界で目に見えるもの、それだけなのだろうかと。
こんなことを考えたのは、私がここ最近スピリチュアル系、いわゆる精神世界というものに興味を抱いているからなのかもしれませんし、単に「ブログ記事だなんてそんな単純な一言で終わらせてどうする」というひねくれた魂胆によるものなのかもしれません。
いずれにせよ、その疑問は私に、最近意識に上ることもなくほぼ忘れ去っていたある願いを蘇らせてくれました。というか、不意にそれが脳裏に閃きました。懐かしさと、なぜ忘れていたのかという悔恨の念とともに。
思考を、死して後も、永遠に
「私は、私自身の思考回路を、モノの考え方を、自分が死んだ後も永遠にそのまま遺したい」
ちょっとドン引きされそうな文言ではありますが、これがその「願い」です。
いつからこう思うようになったのかは覚えていませんが、割と最近です。ここ1~2年のことだと思います。スピリチュアル系を知るようになる少し前ぐらいからだったように記憶しています。
いったいなぜこんなことを考えるに至ったのか、それすらもはっきりとは自覚していない節があるのですが……恐らく、「人は死ねばその意識や思考の全てが失われる」という事実に対する本能的な恐怖から生まれたのではないかな、と推測しています。
まだスピリチュアルに出会う前の私は「思考」というものに非常に重きを置いていた(というか「絶えず思考してこそ私というものである」とさえ思っていた)ので。
その願いを叶えるために。「書く」ことで遺す
とはいえ、自分の思考回路をそっくりそのまま死後も遺すだなんて、今の科学技術では不可能であることはわかっています(仮に可能になったとしても、実際に故人の思考回路を活用するような機会があるのかは謎です)。
だから、今の自分に現実的に出来る方法として、ブログや本などに自らの思考の産物を書き記す……それがきっと「私がこの世に生きた証」となるのであり「自分が死ぬまでに為すべきこと」なのであろう、と感じるようになってきていたのでした。
(でも、忘れていたんですよね。いつの間にか。だからブログ更新がずっと止まっていたりとかしたのだろうと思います。なんだかんだで未だに本を書こうとしていないのも、きっと)
本当の「資産」は潜在意識に眠る。それは唯一無二にして「希望」
私にとって本当に大切な「資産」とは何だったのか
この願いが蘇ってきたことで、私にとって最も大切な「資産」が何であるか、ようやく把握することができました。
それは「思考」によって生み出された産物そのもの。そして……その源泉となる、私の潜在意識に眠る記憶、経験、知識、そういったもののすべてです。「私(という意識)の中に広がる見えない世界」とでも言いましょうか。
これらは誰しも持っているものですが、中身は人によって全く異なるモノであり、その点において「私にしか持ち得ぬモノ」であるわけです。そして、ブログ記事やTwitterでのツイートなどといった形でアウトプットされることによって、何らかの価値を生み出す可能性を秘めています。
私にしか持ち得ない、私だけに見えている、現実世界において価値を生み出し得るモノ。
それこそ、「資産」と呼べるのではないでしょうか。
無限にある「資産」を、現実世界の資産にもするために必要なモノ
この潜在意識に眠る「資産」は、(ほぼ)無限に存在すると言っても過言ではありません。
人間のもつ意識のうち、顕在意識と呼ばれる部分は実はわずか10%しかなく、残り90%は潜在意識であると言われています。私達が普段活用できているのはまさに氷山の一角にすぎず、無意識下には広大な世界が眠ったままになっているというわけです。
ところがこの潜在意識に眠る「資産」は、当然ながらそのままでは目には見えません。また、それを認識できるのは自分だけであるため、(自分にとっては確かに存在していると確信できていても)対外的にはまだ「存在すらしていない」状態にあるわけです。
だから、この潜在意識に眠る「資産」を現実世界において目に見えるモノにする(=現実世界の資産にする)には、これらに形を与えてやらねばなりません。そう、アウトプットが必要となるわけです。
この時に欠かせないのが、思考と表現。思考が潜在意識に眠る「資産」を掘り起こして練り上げ、表現がその「資産」に形を与えます。こうして、潜在意識に眠る「資産」はアウトプットされていきます。
たとえば発言することで、書き留めることで、ツイートすることで、ブログ記事にすることで、本来自分にしか認識することができなかった「資産」は形を得て現実世界へと生まれ出て、自分も含めた誰もに認識されるようになります。
こうなって初めて、この潜在意識に眠っていた「資産」は可視化され、現実的に価値を生み出す存在、つまり一般的な意味での資産となれるわけです。
自分だけの「資産」を確かに持っているという希望
とはいえ、この潜在意識に眠る「資産」は片っ端から現実世界の資産にもしなければならないのかと言えば、必ずしもその必要性はないのではないかと考えます。
アウトプットに必要となる思考と表現の力は、人それぞれです。コンスタントにいくらでもアウトプットを続けていける人もいれば、どうしても少しずつしかアウトプットできない人もいます。私自身、どちらかといえば後者に近いです(明らかに遅筆過ぎますし)。
現実世界で目に見えるものという前提で言えば、前者の方が現実的な資産を生み出す能力が高く、後者は低いと思われるかもしれません。どうしても、生み出される数に違いが出てきてしまいますから。
しかし、どちらであっても、その源泉となる潜在意識下の「資産」は平等に無限です。そして、ひとりひとりにとって、唯一無二のものです。
それは、希望ともなるでしょう。
誰しも、自分にしか持ち得ない自分だけの「資産」を、潜在意識の中にふんだんに持っている。掘り起こして形を与えることがどんなに苦手だったとしても、「資産」を持っていること自体に変わりはない。
自分は、自分だけの「資産」を、その源泉となるモノを、確かに持っている。そのことには、誇りを持っていいのです。
そして、そんな自分だけの「資産」を、たくさんであっても、ほんの少しであっても、現実世界に現出させることができたなら。それは間違いなく唯一無二の価値を持つものであり、自分にとってかけがえのない現実的資産ともなるのです。
今日のあとがき
というわけで、ぞのさん主催の寄せ書きブログ、「あなたの大切な資産は?」というテーマにてつらつらと書き綴ってみました。
気がつけば一般的な資産の意味からは遠く離れた代物が「資産」であるという結論が出ているのでして。でも私にとってはこれこそが答えなのです。潜在意識に積み重なったいろいろな存在のおかげで、今の私が在るわけですから。ヒトでも、モノでも、何でも。今まで出会ったすべての存在に感謝ですね。
それにしても、今回この寄せ書きブログに参加するにあたり「超遅筆な私がはたして期日に間に合うのか?」というのが一番の懸案事項でした。いくら話は思い浮かんでも書き起こすことそれ自体にとんでもなく時間かかるので(実に2~3週間!)。
だから、間に合ったことが純粋に嬉しいですね。いつものように際限なく時間をかけられるわけではない中での執筆はなかなか良い挑戦になりました。主催のぞのさんに感謝です。
というわけで、この記事が寄せ書きブログの中でも異色の存在になっていたらいいなと思いつつ(やっぱり唯一無二がいい)、皆さんの寄せ書きブログ記事を楽しみにすることにします。
それでは、今回はこのあたりで。
関連記事
-
受験生よ、よく遊びよく学べ
この記事を読むのに必要な時間は約 9 分 10 秒です。 いよいよ本当に年の瀬なのでそれに相応しい話を、と思いつつそれらしいものは何一つ思い浮かんでいない私です。何故か今日はやたらネタが思い浮かんだん …
-
11月に流行った「好きなブログ紹介」を遅ればせながらやってみた
11月に多くのブロガーさんが行っていた「好きなブログ紹介」。12月も下旬になってしまったが、私も行ってみることにした。考察も交えつつ、私の好きなブログについてご紹介してみる。
-
私の思考法「脳内会話」と、それを活かしてみようという話
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分 22 秒です。 のんびりゲームしながら箱根駅伝を見ておりました怜香(@Ray_mnzk)です。 復路は青山学院がぶっちぎりでの優勝でした。私の中で青学はだいた …
-
あの日から4年。そして……
この記事を読むのに必要な時間は約 1 分 11 秒です。 どうも怜香@Ray_mnzkです。 今日は、あの日――東日本大震災から、ちょうど4年にあたる日です。そして、私事ではありますが、このブログ(前 …
-
我が愛するは“自由”なり。私の好きな自分とは【寄せ書きブログ】
ブロガーぞのさん主催の寄せ書きブログ、第二弾は「私のこんなところ好き」。私は私のどこを好きなのか。意外と見つかりにくいその答えを、自らの過去を頼りに探ってみることにした。
-
「今」を幸せに生きよう、という話
この記事を読むのに必要な時間は約 8 分 51 秒です。 毎週恒例の朝イチ会議で見事に寝落ちかかった私です。本当に寝落ちていたことも一度や二度ではありません。営業担当メインの会議なので、内勤オンリー事 …
-
そういえばセンター試験の時期ですね
この記事を読むのに必要な時間は約 8 分 40 秒です。 明日からだったかな? 世間じゃセンター試験廃止だとか何だとか騒がれてますが、そもそも筆記試験以外がからっきしダメだった私としてはセンター試験あ …
-
自分だけの時間って結構大切な気がする
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分 2 秒です。 ここ数日、小指湿布のおかげか日々の疲労度合いはかなり軽減されたものの、それとは違った方向で身体の調子がイマイチな私です。 以前書いたあの妙な痣も …
-
決して悪い一年ではなかった。 ――2020年、最後の一日に思うこと
あまりにも色々なことがあり過ぎた2020年。ままならないことも多かったけれど、それだけではなかったと思うから。年の瀬に思うことを、つらつらと語ってみる。
Comment
[…] 👉私にとっての「資産」とその在処とは【寄せ書きブログ】 […]