Luminous Tale.

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【連載】早起きがしたい!(1) ~どうして朝起きられないのだろう?~

      2015/02/22

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分 40 秒です。


photo credit: pirate johnny via photopin cc

最近どうも朝起きられない怜香です。普通に30分ぐらい寝坊してしまう。たすくまで朝の時間もきっちりタスク管理してあるんですが、寝坊分の考慮はされていないため、寝坊したらその分遅れる。
今日も始業の9時ギリギリに職場に滑り込み、「あと5分は早くおいでよー」と軽く叱られてしまいました。これは良くない、大変良くない。
早起き出来たらベストだけど、せめて仕事には余裕をもって間に合う時間に起きられるようにならなければ……!

というわけで、ちゃんと朝起きるためにはどうしたらいいだろう?ということをこれから考えていくことにします。
話が入り組んで長くなりそうなので(まあ長いのはいつものことだが!)、何度かに分けてお送りしますね。

ではまず今日は、「寝坊してしまう原因は何だろう?」というお話です。

 

目次

 ・朝起きられない原因を探る
 ・原因その1:間に合わないのに「間に合う」と思い込んでしまう
 ・原因その2:そもそも就寝時刻が守られていない
 ・寝坊せずに起きられる場合がある
 ・「楽しみが待っている」ならば、早起きできる
 ・寝坊しないためのポイントとは
 ・今日のあとがき
 

朝起きられない原因を探る

まず、「朝起きられていない」現状を記してみます。

  • 起床したい時刻:7時
  • 実際の起床時刻:7時半~8時

実に30分~1時間弱も起床が遅れていることになります。そりゃ遅刻もします。
とはいえ、7時にセットしている目覚ましに気づいていないわけではありません(気づかないこともありますが)。実は目覚ましによって一度目は覚めているのです。実際に起きた後、7時に目覚ましがなったことをきちんと思い出せます。
でも、実際の起床時刻は上記の通り。何が起こっているのか、察しはつきましたか?

そうです。
7時に目が覚めた後、すぐに二度寝しているのです。

二度寝というよりは寝落ちに近いこともあるのですが、たいていは7時に目が覚めて時刻を確認した後、
「まだ時間あるな、寝直そう」
「別に今起きなくても、間に合いそうだからいいや」
と思って、二度寝してしまうのです。実際にはそんな時間これっぽっちもないというのに。

どうやら私には、「7時半に起きれば間に合う」という思い込みがあるようです。本当は7時半じゃ遅刻寸前になるからダメなんですけどね。

原因その1:間に合わないのに「間に合う」と思い込んでしまう

私は、朝の時間帯も「たすくま」でかっちりタスク時間割組んでいます。どのタスクにも数分の余裕を持たせた見積もり時間設定をしています。
一日のタスク開始時刻は7時。起床予定時刻と同じです。そこから朝ご飯など諸々のタスクが並び、出勤タスクがくるわけですが、その出勤タスク開始見積もり時刻に引っかかる点がありました。
まだ何のタスクも実行されていない、いわば「デフォルト」の状態で、以下のようになっていたのです。

  • 起床:7時
  • 出勤:8時25分

私の場合、家から職場まで25分かかります。つまり、7時ぴったりに起きて、たすくまで見積もった時間に厳密に行動しても、職場に到着するのは8時50分。始業まで10分しか余裕がないのです。
最初の設定からしてこの状態なのですから、たとえ10分だけでも寝坊しようものならもう間に合わない。必死で見積もり時間より早く終わるようにタスクをこなしていくことになります。
そもそも時間の余裕が10分しかないのですから、よほど厳密に7時に起きない限り毎日のように大急ぎでタスクをこなす必要が出てくる。「見積もり通りにタスクをこなさない」事態が常態化してしまうのです。

こうなると、たすくまのタスクリストは形骸化したようなものです。「たすくま通りにやったら間に合わないけど、急げば間に合う」と思うようになり、そこから「少々遅く起きても急げば間に合う」という考えに至ります。
これが、「間に合わないのに『間に合う』と思い込んでしまう」原因ではないかなと考えられます。

原因その2:そもそも就寝時刻が守られていない

もう一つ、寝坊の原因の代表格といえば夜更かしです。
私はいつも2時就寝を目標にしています。明らかに夜更かしですが、学生時分からの夜型生活が未だに治らず、(よほど翌日早朝に起きなければならない場合を除き)2時より早くには寝る気になれないのです。

ところが、この2時という就寝時刻目標さえちっとも守られていないのが現状です。
ここ数日は、いずれも2時半~3時に就寝しています。「2時に布団に入ったけど寝付けなくてこの時間」ということもありますが、たいていは「そもそも布団に入るのが2時半以降」というパターンです。
私は今までの傾向上、就寝してから5時間で目が覚めます。2時半~3時に就寝したのなら、当然起床時刻は7時半~8時になります。至極当然のことです。

では何故2時に布団に入ることが出来ないのか?

それは先ほどの「思い込み」と似ています。
「2時半過ぎに寝ても7時過ぎには起きられるから、まだ時間がある」と思ってしまうのです。
たすくまでは、睡眠タスクを5時間で見積もっています。そうすると夜になればたすくま上部に表示される「終了予定時刻」はそのまま「起床予定時刻」となるのですが、私の場合これがよく7時半ぐらいになっているのです。要は2時就寝が叶わない量のタスクが入っている状態です。
言うまでもなくこれでは寝坊確定なのですが、どういうわけかこの予定時刻を見ても「まあ7時過ぎには起きられるから大丈夫」と思ってしまうのです。実際には出来もしないことを出来ると思い込んでしまっているわけです(しかしたまに出来てしまうから余計厄介)。

このような思い込みが、就寝時刻を守れない原因になっていると思われます。

寝坊せずに起きられる場合がある

しかしながら、仕事の日より早く起きる必要があるというのに、寝坊することなく起きられる場合があります。
私の場合は、宝塚観劇のある日。観劇前に友人と会ったり、当日券の購入に向かうなど、7~8時には家を出なければならなくなることがよくあります。こうなると、5~6時には起床しておく必要が出てきます。
前述した「急げば間に合う」「予定通り起きられるから大丈夫」という思い込みから考えると、「7時にすら起きられないのに、5時になんて起きられるはずがない」と考えられるはずです。
ですが、不思議なことに、ちゃんと起きられるのです。
さらに驚くべきことに、後者の思い込みにより就寝が遅くなったとしても、きちんと予定通りの時刻に起きられるのです。

仕事の日は7時にすら起きられないのに、宝塚を観に行く日はたとえ5時だろうが寝坊せずに起きることができる。
この違いは、どこにあるのでしょうか?

「楽しみが待っている」ならば、早起きできる

仕事に行く日と、宝塚観劇に行く日。遅刻するわけにいかないのは、どちらも同じです。
両者の違いは、ひとえにこの一点に尽きるでしょう。

楽しいことが待っているか否か

このことは、「早起きをしたくなる理由」となりえます
総じて、仕事というものは楽しいものではありません。むしろ億劫だったり、憂鬱だったりするものです。仕事自体気が進まないものであることが多いので、「早く起きて取り組もう」という気分になかなかなれません。
一方、宝塚観劇などの「趣味・娯楽」は、文字通り楽しいものです。楽しいことが待っていますから、早くそれに身を投じたくなります。もし乗り遅れてしまったら、楽しさが半減してしまうかもしれません。「楽しみが減るのは嫌だ!」という気持ちが働き、遅れないようにしようという気持ちに繋がります。

人間、何の理由もないのに「○○をやれ」と言われても、なかなか重い腰は上がりません。でも、それをやる気になるような明確な理由があれば、積極的に行うことができるようになるものです。
早起きだって、「早起きしたくなる理由」が明確にあれば、意外と出来るものです。「早起きすれば楽しいことが待っている」となれば、寝坊せずに起きることが出来るはずなのです。
(このことについては、こちらに具体例がわかりやすく示されています)

寝坊しないためのポイントとは

以上のことから、寝坊をしないようにするには、次のようなポイントがあることがわかりました。

  1. 「急げば間に合う」という思い込みをなくす
  2. 「夜更かししても朝起きられる」という思い込みをなくし、就寝時刻を厳守する
  3. 「早起きすれば楽しいことが待っている」状態を作る

この3つが実現できれば、きっと寝坊はなくなるし、早起きも出来るようになるはずです。
次回からは、この3点それぞれについて、「どうやって実現するか」を考えていこうと思います。

今日のあとがき

「もう寝坊はしたくない!」というわけで、いきなりこんな連載を始めてみました。次回から話す予定でいることを、今日から早速実践してみることにしています。その結果も含めて次のお話が出来たらいいな。
ではでは2時就寝できるように、今日のこの後のタスクをこなしていこうと思います!

 - ライフハック

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