完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」レビュー。お手頃価格かつ使い心地もいい!
2019/12/05
この記事を読むのに必要な時間は約 13 分 13 秒です。
どうも、最近イヤホンを買い替えました怜香@Ray_mnzkです。
ええ、ここ数年愛用していた完全ワイヤレスイヤホンがとうとう壊れてしまいましてね。記事に書くぐらいにはすごく気に入っていたというのに。
やむなく買い替えることにしたわけですが、新しく買ったイヤホンがかなり使い心地よかったので、ご紹介してみることにします。
完全ワイヤレスイヤホン選びの参考になりましたら幸いでございます。それではどうぞ!
目次
愛用していたERATO Apollo7が故障した
片側だけすぐにバッテリーが切れるように
私は元々、「ERATO Apollo7」という完全ワイヤレスイヤホンを愛用していました。完全ワイヤレスイヤホンが世に出だした頃から発売されていた、先駆けのような機種です。レビュー記事も書いたことがありましたね。
ですが、今年10月に入った直後ぐらいから、明らかに様子がおかしくなりまして。
イヤホンを満充電状態にしても、左側だけ数十分でバッテリーが切れてしまうのです。右側は正常のようなのですが。
充電ケースとの接触不良かなと思い、セットするのを左右逆にしてみたりと色々試してみたのですが、ちっとも改善される気配はなく。それどころかバッテリー切れるのがどんどん早くなり、20分足らずで切れたり、バッテリー残量低下アラートすら鳴らずに電源落ちたりしていました。左側だけ。
まさかの修理ができそうにない
さすがに壊れたかと思い修理に出そうとしたのですが、数年前の機種(既に新しい機種も出ている)だからか販売代理店での修理受付は終了しており、メーカーのサポート対応もほとんど機能していないらしく、修理は見込めそうにありませんでした。
すごくお気に入りだったのですが、こうなっては仕方ありません。新しいものに買い替えることにしました。
新しい完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」を購入
信頼できるAnker社製
もう一度ERATO社のものにしようかとも思ったのですが、最新機種でもかなり高価だったので(廉価版でも15000円ぐらいする)ちょっと敬遠してしまいまして。前回は初めてだったので高価なのを買いましたが、2台目ですしね。
今は(聞いたことないようなのも含め)いろんなメーカーから完全ワイヤレスイヤホンが発売されていますが、ある程度は名の通ったメーカーのほうがいいかなと思い……選んだのが「Zolo Liberty」。執筆時点でのAmazonにおける販売価格は7999円です。
これ、Anker社製なんですよ。モバイルバッテリーとかで有名な。私も既にモバイルバッテリーや充電ケーブルなどAnker社のものを使っているので、安心して買えるなと思いまして。信頼できるメーカーかどうかってのは重要ですよね。
三種類の「Zolo Liberty」に共通の特徴
この「Zolo Liberty」シリーズには、廉価版の「Soundcore Liberty Lite」、通常版の「Zolo Liberty」、上位版の「Zolo Liberty+」の3種類があります。
いずれの機種も、
- イヤホン本体はフル充電で連続3.5時間使用可能
- ケースから取り出すだけで自動接続
- ハンズフリー通話&Siri対応
- IPX5の防水性能
という特徴をもっています。
私が今回買ったのは通常版の「Zolo Liberty」。
- 充電ケースを使えば最大24時間使用可能
- 耳にフィットしやすい構造
といった特徴があります。
廉価版・上位版との違い
廉価版の「Soundcore Liberty Lite」になると、最大使用可能時間が12時間になり、耳にフィットしやすい構造というわけではなくなるようです。価格は2000円お安い5999円(執筆当時)。
上位版の「Zolo Liberty+」では、最大使用可能時間が48時間に延び、さらに周囲音取り込み機能も搭載されています。その分、価格は通常版の2倍弱となる14980円になります(執筆当時)。
廉価版と通常版の価格差が小さいこと、そして通常版と上位版の際立った差が周囲音取り込み機能だけにも関わらず価格が倍近くであることを鑑みて、通常版を選びました。最大使用可能時間の差は、個人的にはそこまで気にしていなかったので(イヤホン自体の連続使用可能時間が延びているのなら上位版も検討したのですが)。
「Zolo Liberty」の良いところ・惜しいところ
ケース・イヤホンの大きさ
そんなわけで購入した「Zolo Liberty」。色はブラックにしました。
充電ケースもイヤホンも、ERATO Apollo7に比べると一回りほど大きくなっています。デザインや質感は、ERATO Apollo7のほうが高級感あるように感じます。
とはいえ、充電ケースは比較的手の小さい私の掌にも問題なく収まるサイズなので、そこまで大きいわけではありません。今までERATO Apollo7を収めていたスペースにもちゃんと収まってくれました。
大きいけれど落ちにくいイヤホン
イヤホンは、耳につけると本体部分が耳からはみ出る形になります。髪で隠さないとちょっと目立つかもしれません。
ただ、耳にはめて軽くひねると少々引っ張っても抜けないような構造になっている上、滑りにくいシリコン製カバーまでついているので、落ちてしまうことはまずありません。
特に「耳にはめて軽くひねる」だけで落ちないようになるというのが思いのほか便利でして。しっかり耳に押し込む必要がないので、とてもつけやすいのです。つけ心地も軽く、イヤホン本体の大きさを感じさせないんですよね。もちろん重さもほぼ感じません。
さらに、イヤホン本体のうち耳に差し込む部分があまり出っ張っておらず、耳にぎゅっと押し込まなくてもきちんと収まってくれます。耳の圧迫感が少ないほか、お手入れもしやすいのが便利なところです。
ケースから取り出すだけで自動接続
そして何より便利なのが、初めて使用する時にデバイスとのBluetooth接続を済ませておけば、あとはケースから取り出すだけで自動で接続してくれる点です。
イヤホンの電源を入れる必要すらありません(ERATO Apollo7は両方のイヤホンの電源を入れる必要がありました)。ケースから取り出すと自動で電源が入り、デバイスとの接続およびイヤホン同士の接続をすぐにやってくれます。
イヤホンを取り出した時、そして接続が完了した時に音が鳴るので、ちゃんと接続できたかどうかも分かるようになっています。音がしなかったら接続に失敗していることになるので、ケースにしまって再度取り出せばいいことになります。
イヤホンもケースも充電しやすい
ケースには磁石の力でしっかり収納できるようになっているので、ぴたっと収まるのを確認さえしておけば、接触不良でうまく充電できていなかったなんてことにはなりません(その代わり、磁気に弱いものはケースから遠ざけておく必要がありますが)。
またケースにはバッテリー残量を示すランプがついており、ふたを開ける時などの振動に反応して点灯するようになっています。いつでもバッテリー残量が確認できるので、ケースの充電を忘れずに済みますね。
音量を小さくしても音が途切れにくい
音質については私はほとんど気にしないので詳しいところは分からないのですが、明らかに音質が悪いなどと感じることは一切ありません。
それよりも実際聴いていて良いなと思ったのは、音量をごく小さくしてもきちんと聴こえやすいところです。
ERATO Apollo7は、音量をごく小さくしたり、曲の途中で音量が小さくなる部分があったりすると、片耳しか聴こえなくなったり、音が途切れてしまったりしていました(音量を大きくすると治る)。
これだと小さな音量で聴きたくてもまともに聴けませんし、クラシック音楽などで音が小さくなる部分だけ聴こえなくなったりして困っていたのです。
ですが、Zolo Libertyならかなり小さい音にしてもほとんど途切れることなく聴こえます(たまに途切れますが)。小さな音量で聴きたいことは意外とあるので、かなり助かります。
イヤホン側で音量操作はできない
Zolo Libertyの惜しいところは、イヤホン本体で音量の操作ができないところでしょうか。両側のイヤホンに操作ボタンはついているものの、音量を操作する方法はないようです。音量を調節したい場合は、デバイス側を操作する必要があります。
とはいえ、目立って惜しいところはこれぐらいです。音楽再生や受話はイヤホン本体の操作ボタンで可能なので、普段はイヤホン本体の操作だけで充分使っていけるかと思います。
「Zolo Liberty」はお手頃価格で使いやすい完全ワイヤレスイヤホン!
目立った欠点はほとんどない
以上のように、「Zolo Liberty」は概ね非常に使い心地のよい完全ワイヤレスイヤホンであることが分かりました。欠点があるとすれば、イヤホン本体で音量調節ができないことぐらいかなと。
これで1万円を切るのですから有難いですね。かつては数万円もしていたのですから大違いです。
これまで不便に感じていた点が解消された
ケースから取り出すだけで自動接続してくれるのは思いの外便利でしたし(こまめに付け外しが必要な状況になっても苦にならない)、なにより音量を小さくしてもちゃんと途切れず聴こえてくれるのが個人的に最も気に入りました。私はクラシック音楽をよく聴いたり、ごく小さい音量で聴いたりすることが多いからです。
しかもイヤホン自体のバッテリー持ちも結構良いので、長時間の作業でもずっとつけていて大丈夫だったりします。さすがに3時間越えの長距離移動中に聴き続けるのは厳しいかもしれませんが(今度遠征で試してみようかな)。
性能的にも価格的にもオススメ!
デザイン性こそERATO Apollo7の方が優れているように個人的には思えますが、性能や使い心地はZolo Libertyの方が良いなと感じます。そのあたりは、Zolo Libertyは後発組だからですかね。
ERATO Apollo7を購入して以来、もはや完全ワイヤレスイヤホンしか使う気になれなくなった私ですが。思わぬ買い替えとなったものの、Zolo Liberty、本当に満足できる完全ワイヤレスイヤホンでした!
1万円以内で完全ワイヤレスイヤホンを探している方には是非オススメしたい一品です!
今日のあとがき
というわけで、1万円以下で買えるAnker社の完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」のレビューでした!
いやはや、最近の完全ワイヤレスイヤホンにはこんなにお手頃価格で性能の良いものがあるんですね。初めて完全ワイヤレスイヤホンに手を出した頃には想像もつかなかったことでした。
なにせ本当に高かったので!1万円切っているものなんてなかったですもの。当時一番安い機種でも15000円ぐらいはしていたような……。
まあ、あれから数年経っていますから、こういう手を出しやすい値段のものも増えてきたということなのでしょうね。性能も良くなっていますし。
イヤホン同士をつなぐコードがないというのは本当にストレスフリーです!一度使ったら手放せなくなりますよ。Zolo Liberty含めお手頃価格のものも増えているので、是非試してみてくださいね。
それでは、今回はこのあたりで。
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