Luminous Tale.

過去よりも未来よりも「現在」を幸せに生きるために。今ここにある日常を輝かせるための“魔法”をお届け。旧「月光の狭間」。

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花組大劇場公演「新源氏物語」「Melodia」初日の速報的な感想。

   

この記事の所要時間: 855

どうも、ついに花組公演期間に突入してテンション上がりっぱなしな 怜香@Ray_mnzk です。

待ちに待った花組公演の初日。これから一ヶ月間、忙しいけれども幸せな日々が続きます。体力的にはしんどいけれど、大好きな花組だからこそやっていけるというものです。

さて、初日を観劇してきたので、まずは取り急ぎ速報的な感想を投下しようと思います。

といっても、いつもの感想記事とは違うものになります。まだ全ての場面を語れるほど把握し切れてはいないこと、いつもの感想記事は書くのにとんでもなく時間がかかることが理由です。

いつもとは口調も異なるし、主観たっぷりでお届けしますので、いつになく偏りの激しい内容になっていることをご了承いただければ。後日また、きちんとした感想記事を書きますので!

それでは、例によってネタバレありでいきますね。

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「新源氏物語」について

お芝居の流れとか

あの長い源氏物語を2時間弱に収めているため、すごく掻い摘まみという感じ。

雨夜の品定め、藤壺との密通、若紫との出会い、六条御息所への訪問、我が子との対面、車争い、六条御息所の生霊と葵の上の死、若紫から紫の上への成長、朧月夜との密通、須磨落ち、明石への移動。ここまでが前半。

明石の上や玉鬘、藤壺の死のくだりなどは丸々カットで、ここから一気に話が進む。後半は夕霧と柏木の舞、女三の宮の降嫁、夕霧と雲居の雁の結婚、柏木と女三の宮の密通。そしてそれを知った源氏がすべてを胸の内ひとつに収めて宮中へと向かうところで〆。

こうして並べるとかなりの場面数だけど、原作の長さを知っていると、要所要所の掻い摘まみのように感じられるのかなと思う。最後の宮中に向かう場面はどの帖にあたるのだろうと考えながら。

以下、男役中心に主要メンバーについてざっと語ろうと思う。娘役さんたちも語りたいけど、それは今度じっくり書く時に機会を譲ることにする。

主要メンバーをざっくりと。

光源氏、みり様(明日海りおさん)。久々に妖艶なみり様を見た気がする。女慣れした男の余裕がさすがだなと。須磨での嵐や、柏木の件で翻弄される姿もまた惹かれるものがある。

そしてこれを新公でれいちゃんがやるのかと思うと胸熱。絶対似合う。

藤壺女御、かのちゃん(花乃まりあさん)。さすがの上手さ。ひとりの大人の女として決して間違いは犯さないような清純さを感じさせるからこそ、源氏との不義の罪深さが際立つというもの。

そして源氏との子を成してからの、秘密を守り抜くという意志の強さと気高さ。かのちゃんだからこそ出来ることだなと感じる。

惟光、キキちゃん(芹香斗亜さん)。なんというか、とてもキキちゃんらしい。ちょっとヘタレそうで、みり様に振り回されてばかりなところが。

というか、いろんな人にあれこれとからかわれてるのがいちいち可愛い。キキちゃんってこういう役やると本当に愛嬌あっていいなと。

六条御息所、れいちゃん(柚香光さん)。男らしい声を持つれいちゃんがどんな感じでくるのかと思ったのだけれど、予想を超える美しい女人っぷりに感動(でも確かに柚香光そのひとと思わせてくれるのがまた感慨深い)。

話し方は貴婦人のそれなんだけど、そこにただならぬ毒気をちらりと見せる。綺麗な薔薇には棘がある。まさにそんな感じの女人。絶対に怒らせてはならないひとが、そこにいる。

車争いで顔を曝されたときの六条が、決して怒った顔はしていないしむしろ傷つけられたという顔をしてるのに、ただ無言で静かにキレているのがよくわかるという。ここはれいちゃんの感情の見せ方が活きてるなと。

そして生霊と化した六条、本当にこの世のものではない美しさと無機質さ。こういう役どころのれいちゃんってよく妖艶に笑うけど、今回は笑わない。笑わないからこその、背筋凍る女の嫉妬と執念の恐ろしさ。

こういうのが出来るのもれいちゃんならではだと思う。鬼の形相にならずとも、それは確かに生霊であり、怨霊である。なかなか出来ることではない。

柏木、れいちゃん。六条からの早着替えにもほどがある(笑)よく間に合わせたなとつくづく。夕霧ちなつさんとの舞が至福。美しい。

柏木の見せ場、女三の宮のもとに夜這いに向かうときの目の据わりっぷり。ただならぬ様相とはまさにこのこと。夕霧の言葉ももはや届かない。

こういう思いつめた、絶望まっしぐらな役もまた似合うれいちゃんは本当に稀有な存在だと思う。逃れようとする女三の宮の裾を踏む瞬間にぞくりとする。

頭中将、あきらさん(瀬戸かずやさん)。この人ほど「豪胆な男性」が似合う人はいないと思う。頭中将はまさにそういう人。アテガキかと思うほど。あの骨太さはあきらさんの魅力だなと改めて。

夕霧、ちなつさん(鳳月杏さん)。日本物似合いすぎてて震える。誰よりも似合っている、さすがとしか言いようがない。前半は普通の公達ですがこれが本当に目を引く。

柏木との舞にいつぞやの「月雲の皇子」での木梨軽皇子と穴穂皇子の舞を思い出しつつ。夕霧の実直さと誠実さはちなつさんによく似合います。本当に、良きひと。

「Melodia」

プロローグ

初っ端から派手なラテン衣装!とにかく眩しい、いろんな意味で眩しいプロローグ。

いきなり主要メンバーの銀橋渡り。みり様、かのちゃん、キキちゃん、れいちゃん、あきらさん。そしてちなつさん・まよちゃん(鳳真由さん)・まいてぃ(水美舞斗さん)が3人セットで。初っ端から豪華。

銀橋渡るメンバーはもちろん歌つき。一徳先生のショーはここがいい。普段歌う機会の少ないメンバーにもソロが与えられる。

ジャズの場面

舞台上に一人だけで踊ることが増えたキキちゃん、存在感が増したなと。

そしてれいちゃん!格好良すぎて雑念吹き飛ぶ。あんなに激しく鋭く、かつ正確に踊れる人が他にいるだろうかと感嘆するほかない。ただ全力で踊るだけでなく、適度な抜き感も感じられるようになっていた。改めて、凄まじいダンサーだなと。

ここはキキちゃん・れいちゃん・ちなつさんを筆頭とする男役中心にとにかく人数多いので、いつになったら周りの下級生まで見られるようになるだろうか……という感じ。

たぶん、ダンサーさんが多く選ばれていると思う。マキシム(真輝いづみさん)とかちゆちゃん(千幸あきさん)とかいたし。

黄金郷の場面

みり様の旅人姿にデジャブを覚えつつ、かのちゃんの煌びやかさが眩しい。クレオパトラみたい。よく似合ってる!

そしてあきらさんが金ピカすぎて妙に面白かった件wなかなかあんな派手なあきらさんは見られない。というか見慣れない(笑)死にざまがなかなかに格好いい。

この場面に関しては青い衣装を着たメンバーの中のまいてぃがとんでもなくイケメンなので必見。正直、ここまでガチイケメンだとは思ってなくて驚いた。これは凄いわ。

中詰

長い長い中詰。これが終わったら即フィナーレという、中詰ながら後半も兼ねる長いスペインの場面。

まず初っ端がれいちゃん。舞台上にたったひとりで踊るれいちゃんが見たかった私としては歓喜だった。あれだけの大人数を背後に銀橋で歌うというのも見応えある。

そして稽古場映像でまさかの展開に驚いた、れいちゃんと女役ちなつさんとのデュエダン。これがまた非常にそそられるものがあるという。

持ち前の妖艶さを遺憾なく発揮してちなつさんを誘うれいちゃんと、媚びてなるものかと頑なに対抗してみせるちなつさん。デュエダンなのに火花散っているようだ。これは日に日に関係性が変化していきそうで楽しみ。

銀橋渡り男役メンバーは、みり様・かのちゃん・キキちゃん・れいちゃん・あきらさん・まよちゃん・ちなつさん・まいてぃ。順番は忘れた……。娘役さんも何人か渡っていたはず。

さらにこのメンバーに加え、今回で卒業するマキシムを筆頭とする若手メンバーも大人数での銀橋渡りあり。下級生が銀橋渡れる機会はほとんどないので、これは嬉しい。

同じく今回で卒業するふみかさん(紫峰七海さん)とひなのちゃん(姫歌ひな乃さん)によるデュエダンもあったりと、退団者の見せ場もきっちりあってとても安心した。

中詰ラストはまよちゃんが銀橋にひとりだけでのソロ。そしてフィナーレ冒頭のまいてぃのソロへとつながる。まよちゃんもまいてぃも歌が長く、見せ場たっぷり。ふたりとも、きっちり一人だけで場面を作り上げている。

フィナーレ

フィナーレがまた長い!ロケットから、かのちゃん中心の娘役場面、男役全員の黒燕尾群舞、男役娘役入り乱れての銀橋渡り、そしてみり様とかのちゃんのデュエダン。ただのフィナーレとは思えないほどの豪華さ!

何がすごいって男役の黒燕尾群舞。なんと、男役がひとり残らず全員出ている。配属されたばかりの101期生に至るまで。とにかく圧巻。

他の組だと選抜メンバーだけで人数は控えめなことも多いんだけど、花組はいつも人数多い。今回は特に多い!全員出てるだなんて、過去にあっただろうか?と思うほど。

みり様とかのちゃんのデュエダンは、とても情熱的な感じで、結構がっつり踊っていたのが嬉しい。ダンスの花組らしさがあって好き。

パレードは、本来エトワールだったえみちゃんが休演のため、代役のゆきちゃんから始まる。まよちゃん・まいてぃ・りりかちゃん・しろきみちゃん、ちなつさん・べーちゃん、あきらさん、れいちゃん、キキちゃん、かのちゃん、みり様と続く。

まよちゃん・ちなつさん・まいてぃはお衣裳と同じ黄色の肩羽根。あきらさんは、白と黄色の肩羽根。れいちゃんがついに小ぶりながらも羽根を背負う!キキちゃんからはお衣裳が総スパンに。キキちゃんは今回も2番手の象徴たる大羽根背負ってます。

個人的にはれいちゃんが羽根を背負っていたことが嬉しくて嬉しくて。見た瞬間思わず感涙。たとえ小さくても、男役が羽根を背負うというのはとても大きな意味があるから……。またひとつステップアップしたんだなと。

全体的にとても華やかで豪華なショーだった。何より下級生に至るまできちんと見せ場があるのが嬉しい。下級生が前の方で踊らせてもらえるのって、実はかなり少ない。群舞も男役全員出ているし、すごく見応えあった。これは通えると確信した!

今日のあとがき

というわけで取り急ぎ速報的なレポでした!

久々にこんな書きっぱなし感の強い感想を書いた気がする。いつもならアウトライナーにいれてきちんと構成考えるんだけどね。

日にちをかけて書いてもよかったんだけど、初日を見て感じることと、回数重ねてから感じることは異なるから、どうしても初日の感想を書いておきたかったんです。

これからどんどん回数を重ねていきます。次はどんなことが感じられるだろう。本当に楽しみです!!

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